デュラハン
後20日
皆が、思い思いに散って行き暫く経った時。
ゴーンゴーンゴーン………
遂に始まりの鐘が鳴った。
藤田舞は、街の物陰に隠れていた。
壁の陰から、街の中央広場を眺めている。
この時、後ろからデュラハンが忍び寄っているのにも気付かず、舞の目はずっと広場を向いていた。
その頃、品川仁は舞が隠れている屋敷の屋上に居て、それに気付いた。
仁は迷った。
舞を助けたい、しかし下手な事をすれば、自分が狙われるかも知れない。
仁は、迷ったあげく近くに置いてあった木箱を持ち上げ…。
「舞、後ろだーーーーっ」
「逃げろーーーーっ」
と言いながら、デュラハン目掛けて木箱を投げ付けた……。
ゴーンゴーンゴーン………
遂に始まりの鐘が鳴った。
藤田舞は、街の物陰に隠れていた。
壁の陰から、街の中央広場を眺めている。
この時、後ろからデュラハンが忍び寄っているのにも気付かず、舞の目はずっと広場を向いていた。
その頃、品川仁は舞が隠れている屋敷の屋上に居て、それに気付いた。
仁は迷った。
舞を助けたい、しかし下手な事をすれば、自分が狙われるかも知れない。
仁は、迷ったあげく近くに置いてあった木箱を持ち上げ…。
「舞、後ろだーーーーっ」
「逃げろーーーーっ」
と言いながら、デュラハン目掛けて木箱を投げ付けた……。