デュラハン
 ……グシャグシャ…………

 「ギヤーーーーーッ」

 ………ズブズブッ…クチャッ……

 デュラハンは、祥子の身体を引き裂き、木の枝を鋭利に切り落とし、両手足を一束にして突き刺し、木の幹にぶら下げた。

 祥子の身体からは、臓器がダラリと垂れ下がり、鮮血が溢れ出している。

 …パチン……パチン………

 〈ガルルルルッ……〉
 〈ヴーーーッグルルルッ……〉

 そして、デュラハンが指を鳴らすと、何処からともなく悪鬼の様な恐ろしい顔をした、野犬が2匹現れた。

 …パチン………

 デュラハンがもう一度指を鳴らすのと同時に、その野犬が祥子の臓器に喰らい付く。

 〈ヴガーーーッ……〉
 〈ガウガウッ…………〉

 グチャグチャ…グシャッ……
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