デュラハン
 グチャッグボッベチョッ……

 液体と潰れた肉を叩く嫌な音と、麗子の悲鳴が厨房内にこだまする。

 「ウギイャーーーッ………」
 「ひぃーーーーーーっ」

 そして、デュラハンの次の一振りが麗子の顔面を捕らえ、顎を砕き顔面を潰し頭蓋骨を砕いた。

 眼球が飛び出し脳みそが飛び散り砕かれた顎がカタカタと痙攣を起こし震えている。

 〈ヌハハハハハハハッ……〉

 デュラハンは、それを見て高笑いをし再び麗子の顔面に杵を何度も何度も振り下ろした。

 そして、麗子は臼の中でグチャグチャのミンチと仮し絶命した。

 そして、暫くして生き残り達が時計塔の前に集まって来た。

 その中の数名は武器等を所持しており、それを他の者が驚いた様子で見ている。
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