人間解体
 クチャックチュッグチャッ……

 犯人は口元を綻ばせながら旨そうに人肉を噛み締め次々に口へと運んで行く。

 そして満足したのか、食べ残しの前腕部が乗った皿にラップを掛け冷蔵庫へと運んで行きその扉を開け中へと入れる。

 その冷蔵庫の中には、眼球の入った瓶詰めや大腿部、乳房等が納められており、眼を覆う様な状況と為っている。

 〈ウヒヒヒッ〉

 〈そろそろ入れて上げないと可哀相だね〉

 そう言って一点を見詰める。
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