人間解体
 斉藤は女の頬肉を喰らいながら血に塗れた女の額にキスをして地に転がす。

 そして、身体を切り裂き皮膚を剥ぎ取り脚や腕を切り離してニヤニヤとしながらそれに頬擦りをし弄び、切り離された女の太股をベロベロと舐め回し恍惚の表情を浮かべ天に掲げて投げ捨てる。

 そして、斉藤は目的の物を手に静かにその場を後にした。

 翌朝、人気の無い路上でばらばらに刻まれたその女性の変死体が発見され、連絡を受けた内山達が駆け付けて来ていた。
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