Re:向日葵と太陽
「あ、沙耶ごめん!
 今日、担任に呼び出された
 から先帰ってて??」


「あ、うん。でも待っとくよ?
 暇だし。」


「いやいや、多分、雑用だよ!
 また今度あそぼっ。」


バイバイと手を振って
走って職員室に向かった。


「おー神崎。
 ここ、座れ。」


え…なんか怒ってるの?


「うん。」



「最近なー槌田の成績が
 下がってきてるんだよ。」


だからって何であたしに
言うのよ。


「うん」


「…勉強教えてやってくれねぇ?」


普通は先生が教えるべきでしょ!?



「絶対いや。」



私はいすを蹴って職員室を出た。



優秀だから…?



あたし、内心傷ついてるの!

だから勉強始めたの!


わかってよ!



別れてから、きょうへーと
いた時間が長すぎたって
無理やりわかった。



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