もしも天使になったら
そしてあたし達は近くにあったコンビニでアイスを買った。

「苺…風邪引かない?冷たいもんばっか食って」

「大丈夫!は…はくちゅっ…」

「ほらぁ。お前身体弱いんだから。もう今日はこれでおしまいな」

くしゃみしたあたしに優しく礼実が言う。

「はぁい」

あなたの優しさはいつもあたしの心を暖めてくれるから平気なのになぁ。

なんて思いながら今日最後の冷たいデザートをゆっくり食べる。

あなたの隣で。

あなたと笑い合いながら。
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