bad☆princess
帰りは利奈と美希と帰ってた。

「やばかったねー。絵梨」
利奈が言った。


「優華もね・・・」
美希はボソッと言った。

利奈は聞こえなかったみたいで、聞こえないフリをしてた。

「あんなに変わるんだー。羨ましい。」
利奈が言った。

お前は頑張っても無理だろ。

「姫、どーしたの?」
私は喋らないで心の中で突っ込んでたから、それを心配して、美希が声をかけてきた。


「どうもしてないよ?ありがとね」
そう言って美希に微笑むと、利奈が凄い顔してるのがわかった。

私って、人気者じゃん。


「そうだっ!姫。明日からさ、一緒に学校に行かない?」
美希が言った。

「利奈も一緒でいいなら、行きたいな。」
そう言って微笑む。


「んじゃ、決定!姫と私と麻奈と、利奈で一緒に行こっ。明日の朝早くから電話するから♪」
美希がそう言ったとき、利奈が険しい顔してるのがわかった。

利奈って友達いないんだー。

こいつも、いつか悪を叩き込んでやろ。
そう思って心の中で笑った。

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