bad☆princess
「優華がいじめてたんだよ。やっぱり」

「ねー。さっきの優華が本性なんでしょ?」


「わかったぁー。姫ちゃんを脅したんだー」

「私がやったって言えって言ったんじゃん?」

クラスは私の見方。


私は泣きそうなフリをしてみる。

「姫ちゃん、泣きそうじゃん!ばれたら今度はお前がターゲットとかまで言ったわけ?」

誰かが私を見てそういうと、優華がいった。

「優華、そこまでしてない!」
優華は言った。

――・・・。

優華、ターゲットにするほどでもなかった。
こいつに悪を教えてもつまんねー。

「じゃ、絵梨をいじめて姫に脅したのは事実なんだぁ。」
利奈が言った。

私、何もしなくても計画どうりに進んでく・・・。

このクラス、騙されやすいんだな。

「久保谷くんが聞いたらどうなるかなぁ?」

「別れ決定じゃん?」

「やったぁ~♪私たちにも可能性はあるんだぁ♪」

クラスの女子が言い出した。

久保谷翔太って人気者だったんだっけ?

「あんた達の顔じゃ無理でしょ?優華は簡単に落とせたけど。」
優華が言った。

優華、もう完璧に本性だしたんだ。

「は?」

「優華はあんなヤツ、本気じゃないし。もっとカッコイイ人がいいし?」

「ふざけんなよ。」
クラスの可愛くない女子が優華の胸ぐらをつかんだ。

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