bad☆princess
私は、下を向いて学校まで歩き出した。

だんだん、学校の生徒が見えだしてきた。

「なにあのこー。」
「~高じゃね?」
「だっさー」

そうヒソヒソ言ってるのが聞こえる。

完璧じゃないかっ。


ガラガラガラーッ

私は今の学校まで着いて職員室に行った。

「若葉美奈子先生、いますか?」
さっき出した低い声でそう言ったら、誰も返事してくれない。

世の中、外見で判断されるもんだな。

姫のときはすぐ反応したのに。
まぁ、私は可愛いからね。

あ・・・。

ちょうど後ろから、若葉美奈子が出てきた。

ラッキー♪

「あのっ。」

「あれ?誰かしら?」

「若葉先生に話があるんです。」

「ん?」

「優華って居ましたよね?あなたのクラスに。」

「今、不登校の・・・。」

「私、原因知ってますよ?」

「え・・・?とりあえず、場所ずらしましょう。」

若葉美奈子がそう言って私を連れてきたところは、使われてない階段。

普通もっと違うところでしょ。
まぁ、逃げやすくていっか。

時間もあるし、早く終わらせよっ。

「優華さんはいじめられてたんです。」
いきなり入っちゃったけど・・・。


「え・・・?」

「クラスの皆に。それで助けてあげてたのが絵梨さんで、絵梨さんが転校してしまって、どうしようもなくなって不登校に・・・。」

前に居る先生は固まってるし。

そう思って私は走って帰った。

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