bad☆princess
「柚華ちゃん♪」
同じクラスの頑張っちゃってる系の女が話しかけてきた。
「どうしたの?」
もちろん表の顔で聞く。
「私ねぇ、結城に告白されたのっ」
うわー。
こいつ、自分が可愛いみたいに思っちゃってるし。
結城には、遊ばれてるだけなのにねぇ。
「え・・・?」
もちろん、自分も遊びってわかってるけど、動揺してるフリをする。
「柚華ちゃんは遊ばれてたんだねぇ。」
その女が言った。
「えー。原さん。遊ばれちゃった?」
「嘘ー。かわいそー。」
「じゃぁ、今度は俺が相手してあげるー。」
やばい・・・。
そう思った私は教室を飛び出してた。
結城・・・。
あんたのせいで私のプライド傷つけられた・・・。
あんたも傷つけてやる。