bad☆princess
悪-2
フッ
こいつの事だから、また私に告白とかするんじゃね?
「いろいろ大変なんですね。」
私はそう思って微笑んだ。
「ねぇ、同じ年でしょ。タメでいいじゃん?」
結城が微笑みながら言った。
気持ち悪い・・・。
「そうだねっ。じゃぁ、改めて。私は悪原 姫。
よろしくね」
私はそう言って微笑んだ。
「俺は、多辺 結城。よろしくな」
「ねぇ、私って結城君の似てる人に似てるんでしょ?私と一緒にいて嫌じゃないの?」
私は聞いた。
「違う人だからな。さっきはごめんな。あんまり、気にするな。」
結城は言った。
焦ってるし。
めちゃウケル。
「ねぇ、姫!」
美希がそう言って腕を引っ張った。
そうすると、「じゃぁな」って言って結城はどっかに行った。
「姫・・・。結城くんのこと気になってたりする?」
美希が私に聞いた。
「それはないけど。どうしたの?」
私は聞いた。
「結城くんってさ、軽いじゃん。あんまりおすすめしないから。」
美希はそう言って微笑んだ。
「ありがとう」
「でもさ、結城くんって人気だよね。なんか、柚華って人、気になるかもっ」
美希はそう言って笑った。
推理好きなんだ・・・
美希って。
でも、そっちの方が役に立つからいいや。
「そう?なんかいい思い出じゃなさそうだし。」
「私、聞きだしてみよーっと♪」
そう言ってルンルンしてる美希。
「そういえばさ、利奈は?」
私は聞いた。