bad☆princess

でもその衝撃で転びそうになった。
ってか思いっきり転んだ。

痛っ・・・。

「ごめんっ」
結城はそう言って手を差し出した。

私はその手は無視して自力で立ち上がった。

私はこの瞬間気付いた。


こいつの企んでることわかったわ・・・。

「ごめんね。帰ろっか。」

そのまま私は弱弱しく微笑んだフリをして歩き始めた。

「姫ちゃん、明日学校来れるの・・・?」

「ごめん。わかんないなぁ」
計画がばれるような結城の質問にちょっと笑えた。

「ねぇ・・・。結城君。聞きたいことがあるんだけどいいかなぁ・・・?」
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