bad☆princess

鍵をもってきて家に帰る途中、明日どうしようか悩んでた。

頭痛くて思いつかない。

ドンッ!

ボーっとしてたから誰かにぶつかってしまった。

「きゃっ。すみません。」
私はそう言ってぶつかった人を見る。

「こちらこそすみません。ちょっとよそ見してて…。怪我してないですか?」
その人は言った。

なんか、この人私と似たオーラをもってる。

「ぃぇ…。」

「あの・・・。あそこの公園で話しません?」
私はそう言われて小さく頷いた。


公園についてベンチに座った。

「あのさ、あんたも仲間でしょ?」
その女は表の声で言った。

「やっぱり、あんたも?」
私も表の声で小さく言った。


「でも、その顔、今悩んでるんでしょ?」
その女は言った。

す・・・鋭い

「鋭いわね・・・」
私は小さくいった。

「――・・・フッ。相談しなさいよ」

その女は私と同じことをしてる。
信用できる。この人なら・・・。


そう思って私は結城の事を話した。

「それは確実に明日動くわね。」

「今、止めようか悩んでたんです。」

「ねぇ、あんたのことだから情報通の友達いるでしょ?」

「まぁ。」
こういうことするには情報通の友達がいると便利なんだよね。

「そういう子ってさぁ、推理好きなんだよねぇ。だから声を録音したり写真撮ったり?」
その女は言った。

「あっ。そっかっ!」
こいつの言ってる意味わかった。

よしっ。

完璧だっ。

「ありがとうございます!」
私はその人に言った。

「いぇ。また会う日を楽しみにしてる。どれだけ成長してるかね」
その女の人は笑って去っていった。

さっそく私は利奈と美希に電話した。
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