bad☆princess
ガラガラガラーッ
1人のクラスメイトが入ってきた。
おしゃべりの男子だ。
めちゃラッキー♪
「悪原・・・とその仲間達?どうしたのって、これ・・・」
そいつは黒板を見て言った。
もういつの間にか8時前になっていた。
クラスはだんだんうるさくなっていく。
「ねぇ、姫ちゃんこれ本当なの?」
いろんな人がそう聞いてくる。
「え・・・」
私は戸惑って泣きそうなフリをする。
「違うよっ。これね、ある人の作戦的な?」
美希が言った。
その言葉でクラスは静かになる。
「作戦・・・?」
さっきの女の子は聞き返した。
「うん♪あと少しでわかるからさ、協力してよ。」
美希が言った。
美希・・・。
少し楽しんでるだろ・・・。
「わかった。面白そうだし、良いよ♪何すればいいの?」
その女が聞いた。
「姫を責めればいいの。これに書いてあることを信じきったフリをすればいいの。」
「わかった。姫ちゃん、ちょっと悪口とか言っちゃうけど本気じゃないからね。」
その女の子はそう言って微笑んだ。
「ところで・・・。美希、誰を騙すの?」
違う女の子が聞いた。
「最悪なヤツ。ちょうどもうそろそろ教室に入ってくるんじゃない?」
美希が少し怖い声で言った。
「じゃぁ、よくわからないけど今から作戦開始だね!」
誰かが言って皆が私を囲んだ。