bad☆princess
その後いろんな言葉が上から飛んでくる。
「姫ちゃんサイテー。」
「騙してたんだー」
「ひどいね。」
「うわー。裏表があるなんてー」
ガラガラガラー
いつの間にか完璧に閉まってたドアが開く。
自然とみんなの視線がそっちにいく。
「皆何やんてんだよ!?こんなのに騙されてるわけ?
姫ちゃんがそんな子なわけないだろ?理由もないのに責めるんじゃねーよ」
入ってきてそう言ったのは結城。
――・・・。
クラス中が静かになる。
「あははははー。」
美希が笑った。
「なんだよ?」
結城が美希を睨む。