bad☆princess

「あのさぁ、結城・・・。」
静かな空気の中そう言ったのは利奈。

結城は目だけ利奈のほうに向ける。

「本当に最低だね。いろんな子騙して。」

結城は教室から出て行こうとした。

「――・・・フッ。騙された私もかなり馬鹿だったけど。」

利奈はそう言って結城のいないほうのドアから出て行った。

そして結城も教室から出て行った。


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