bad☆princess
ガラガラガラ――・・・。

「ほら、あの人が優華・・・」
利奈が言った。

「あ・・・それと、優華がいじめてるってみんな知らないから。ぶりっ子で蚊も殺せないみたいなの演じてるから、みんな知らないんだ・・・」

追伸的に利奈が言った。
っていうか利奈はなんで知ってるんだよって話なんだけど・・・。
心の中で突っ込んだけどスルーしといた。

「そぅなんだ・・・」
それにしてもあの女、簡単そうだな。


今回の私のイメージ、内気で言いたい事いえないって感じにしておこっかな。

「姫?」
利奈が私に声をかけた。

「あっ。ごめんね。ボーっとしてた・・・」
私が利奈のほうを向いてそう言った。
知らない間に優華が私の席の前に来てた。

「あなた、転校生?」
そう、優しく微笑んで、かわいらしく首を傾げた。

演技へただな・・・
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