LOVE

俺は心をすぐに追いかけた。

そして、屋上に行く階段の所でやっと捕まえた。

「…ハアハア…っバカか!何で屋上まで来てんだよ!」

さすがに一階から屋上までダッシュはキツイ。てか心が異様に速くて大変だった。

心もさすがに疲れたみたいで息を切らしてた。
そしてやっと口を開いた。

「…陸が追いかけてくるから…」

「…は?俺はお前が走ってどっか行くから追いかけたんだよ!てか何で走ってどっか行くんだよ」
「え…陸が…希美ちゃんと付き合うって言ったから…」

………はああああ!?

意味わからん!

「嘘だから。付き合ってない。」

「え…だって昨日陸、希美ちゃんにコクられてオッケーしてたじゃん!」」

こいつ…やっぱり誤解してる。
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