隣人の狂気
その後の数時間の事はあんまりハッキリは覚えてない。

覚えているのは

けっこうおじいちゃんな教頭先生が、もっと若く見えるオジサンにペコペコ頭を下げてる場面とか

知らないオジサン達といっしょに車で移動してた時、ワタシも含めて誰も口を開かなかった事とか

何だかずっと慌ただしかった事とか

ワタシには何の説明も無かった事とか

誰もワタシと目を合わせようとしなかった事。

それ位だ。

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