隣人の狂気
運転席で前を向き、多分ワタシに見られてる事に全く気づいてないその人は奇妙な表情をしていた。

口元はつり上がり声を出さず笑っているかのよう。

そしてその目は…

その目を例えれば、笑っているのと憎しみを持って睨んでいるのを同時に浮かべているかのようだった。

有り得ないほど血走っている上に尋常ではない光を宿している。

この人絶対歪んでる。

早く目をそらせなくてはイケナイ…

でないと…





狂気に感染しちゃう…

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