隣人の狂気
もちろんそんなに都合よく死体なんてそこらには落ちてない。

もし落ちてたらむしろ引くでしょうが。

だからと言って血を見たいと言う理由だけで考えなしに犯罪行為をするほどバカでもない。

だからいつしか夢想するのがワタシの癖になっていた。

いつからか店長としてワタシ一人きりに任されたお店でカウンターに頬杖をつきながら

ぼんやりとあれこれ考えてみるんだ

捕まらずに済みそうな殺人のやり方を。

そしてそれは残念ながらとうとう浮かんでしまった。


…ヤバイ…

やってみたい…

< 164 / 203 >

この作品をシェア

pagetop