隣人の狂気
そして待つ事もなくやって来た定休日。早起きしてしっかり朝食をとり準備を整える。
駐車場へ向かい車へ乗り込むがまだ出発はしない。
カーナビに行き先をセットしなくては道がよく分からないから。
買ってからかなり経つけど今だに使いなれないカーナビに苦戦していると、ワタシの部屋の真下に住む102号室さんがどこかから車で帰って来た。
彼は三十歳過ぎ位のおじさんで、同じアパートに住むようになって2、3年になるけど、お互い名前も知らない。
たまに駐車場ですれ違う時に挨拶するだけの仲だ。
彼は車の中のワタシの視線に気付くと、すぐにやんわりと微笑んで会釈してきた。
ワタシも会釈を返しながら(また会釈を先にされてしまったな)と思った。
駐車場へ向かい車へ乗り込むがまだ出発はしない。
カーナビに行き先をセットしなくては道がよく分からないから。
買ってからかなり経つけど今だに使いなれないカーナビに苦戦していると、ワタシの部屋の真下に住む102号室さんがどこかから車で帰って来た。
彼は三十歳過ぎ位のおじさんで、同じアパートに住むようになって2、3年になるけど、お互い名前も知らない。
たまに駐車場ですれ違う時に挨拶するだけの仲だ。
彼は車の中のワタシの視線に気付くと、すぐにやんわりと微笑んで会釈してきた。
ワタシも会釈を返しながら(また会釈を先にされてしまったな)と思った。