隣人の狂気
一応ダッシュボードから持って来たナイフを取り出してバックに移す。
駐車場からテトラポットの切れ間を抜けて砂浜に出ると一気に視界が広がった。
見回すと探す間でもなく波打ち際にワンボックスカーの持ち主とおぼしき人物が釣りをしていた。
ラッキー。一人だ。
姿が記憶の中のお父さんとダブったので、なんとなく近寄って行く。
するとその人物は同世代の男性だとわかった。
気配でも感じたのかその人は急に振り返った。
目が合ったのでお店でお客にするように愛想よく挨拶をしておく。
「こんにちは。ここでは何が釣れるんですか?」
しかし彼は質問には答えずビックリしたような顔で質問を返してきた。
「違ったらゴメンだけどひょっとしてイクエちゃん?」
ワタシを知ってるアナタは誰!
駐車場からテトラポットの切れ間を抜けて砂浜に出ると一気に視界が広がった。
見回すと探す間でもなく波打ち際にワンボックスカーの持ち主とおぼしき人物が釣りをしていた。
ラッキー。一人だ。
姿が記憶の中のお父さんとダブったので、なんとなく近寄って行く。
するとその人物は同世代の男性だとわかった。
気配でも感じたのかその人は急に振り返った。
目が合ったのでお店でお客にするように愛想よく挨拶をしておく。
「こんにちは。ここでは何が釣れるんですか?」
しかし彼は質問には答えずビックリしたような顔で質問を返してきた。
「違ったらゴメンだけどひょっとしてイクエちゃん?」
ワタシを知ってるアナタは誰!