小さな花
第一章
芽生え
ピリリリリッ・・・
『うるさいなぁ・・・』
バッ!!(時計を見る)
『ねぼうしたぁぁ(泣)』
こうして今日も
いつもどおりの日が始まった。
『いってきまーす』
私は春日ひより。
青春まっさかりの中学二年生。
のはずなのだが…
『キャッ』
どん!
『ごめん。大丈夫か?』
『あっ大丈夫です!』
『ホントごめんな。』
そういって男の子は走っていった。
さっきの男の子誰なんだろう。
ちょっとカッコよかったな。
キーンコーンカーンコーン・・・
『あっ!!学校忘れてたぁ』