学園何でも屋!!




だから…





ギュッ―


「美紅…何して…?」




あたしは翔を抱き締めた。




「詩音がね、翔が元気ないときには抱き締めてあげるといいって言ってたの…。翔が元気ないとあたしまで調子狂っちゃう。だから…元気だして?」


「分かった…。」




そう言うと翔はあたしを抱き返してきた。




「美紅」


「何?」


「しばらくこのままで。」


「しょうがないなぁ〜。」




翔が元気になった気がした。


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