学園何でも屋!!
―文化祭当日―






「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」


「ほんとにごめんね…。小人の衣装が手違いで届かなくて。今日これ着てもらっていい?」




そう言う学級委員長が手に持ってるのはフリフリのメイド服。





「いやいやいやいや!!無理だって!!あたし似合わないし!!」


「大丈夫!!美紅ちゃんかわいいもん!!じゃあよろしくね!!あ、あと口調もちゃんとメイド風でね!!」



委員長は風のようにあたしのもとから去っていった。



こ、これに着替えるの!?
恥ずかしい!!
あたし似合わないってばぁ〜…




「あれ?美紅まだ着替えてないの?速く着替えなきゃお客さん来ちゃうよ。」



この声は詩音!!


「詩音ってば聞いて…よ……。」



!!!!!!!!!!


バ、バニーガール!!


詩音がバニーガールの格好してる…。


色気ヤバイ…。
女でもイチコロなんですけど…。



「し、詩音?その格好は…。」


「バニーガールだけど?これちょっと寒いのよね〜。」


「恥ずかしくないの!?」


「全然。」





…………



まだメイド服だっただけよかったと思っとこう。







あたしは渋々更衣室でメイド服に着替えた。


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