学園何でも屋!!




でもこれは依頼だから…


「ごめん。結斗さんは返せない。」

「そう…ですか。そうですよね…。」



そう言って彼女は鞄から何かを取り出した。


「ごめんなさい。」


そう言う元恋人さんの手に握られていたのは…



━━━ナイフだった。



「あたし…結斗くんがいないなら…もう…。」


やばい…

完全に理性失ってる。


「バカな事はやめて!!」




あたしがそう言った瞬間には元恋人さんがあたし目掛けて突進してきた。



―避けなきゃ…!!


グラッ


「っ…!!」


高いヒールの靴は普段履き慣れてないからぐらついだ。


避けきれない。
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