学園何でも屋!!
「いっ…たぁ…」
ナイフが右側の二の腕をかすめた。切れ目から血が溢れ出す。
そしてそのまま地面に倒れ込む。
「別にあなたに恨みがあるわけじゃないの…。ほんとにごめんなさい…。」
その時元恋人さんを可哀想だと思った。
あたしとあんなチャラ男のせいでこの子の未来が歪んでしまう。
「―さようなら。」
あぁ…あたしこのまま死ぬのかなぁ…
翔見返してやろうと思ったのに…
それがちょっと残念。
あたしは痛みに備えて目をつぶった。