学園何でも屋!!



―気がつくとあたしは詩音の家にいた。



「…あれ?ここ詩音の家…」


たぶん詩音の部屋の詩音のベットの上。


…ふかふかだ。




「美紅っ!!起きたの!?」


「詩音…。あたしどうなったんだっけ?」


「翔が送ってきてくれたのよ。今美紅の家両親出張で誰もいないでしょ。」


「あぁ…うん。」


「腕の傷見てもらうために病院いって、あたしの家に向かってる途中で急に倒れたんだってさ。…ただ寝てるだけだったからよかったけど。…翔のあんな慌ててる姿初めて見た。」


クスクス笑ながら話す詩音。
あたしも慌ててる翔見てみたかったなぁ…


って…


「翔あたしを運んでくれたの!?」

「うん、そうだよ。…重いって嘆いてた。あははっ」


「…殺す。」


「最初は一緒に起きるの待ってたんだけど、美紅起きそうにないからって帰ってったよ。ちゃんと翔にお礼言いなよ?」


「…分かった。」


…まぁ今回は助けて貰ったし。
…かなり気が乗らないけど明日会ったらお礼でも言ってやるか。
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