学園何でも屋!!
「それにしても美紅…今回は災難だったね。」
「そういえば…元恋人さんどうなった?」
「今は警察に保護されてるらしい。かなり興奮状態だったらしいよ。」
「…ねぇ詩音。」
「ん?」
「なんで元恋人さんはあんなチャラ男なんて好きになったんだろうね?おまけにあんな自分傷つけるみたいな事して。」
「恋に落ちるのなんて理由なんてないよ。おまけにあの子が美紅の事襲ったのちょっと分かるかな…。」
「なんで?」
「あたしもきっとあの子ならおんなじことしてたと思う。…理由なんてない。きっと体が勝手に動いちゃうのよ。」
「…わかんない。」
「そうね…。でもいつか美紅にも分かる時が来るよ。」
「ふーん…。」
「今度元恋人さんの様子見に行ってあげようね。」
「うん…。」
…今日は疲れた。
やっぱ世の中にはあたしの分かんない事だらけだ。
でも今は…
「詩音…今日泊まってっていい?」
「もちろん。」
「このまま…寝ていい?」
「うん。おやすみ…」
意識が薄れていく中で今度あのチャラ男に会ったら一発殴ってやろうと思った。