学園何でも屋!!
翔との勉強会も今日で4日目になる。テストまであと3日だ。
今日は金曜日。
そしてテストは月曜日。
結局翔には数学だけではなく他の教科も見てもらってる。
翔も自分の勉強したいんじゃないかと思って聞いてみたけど、
「どーせ勉強なんてしねぇ。まだバカの面倒見てる方がいい。」
…と言われたのでお言葉に甘えることにした。
「…だからここは対偶を使って証明すんだよ。ここ間違ってる。」
翔はスパルタだ。
この4日間でたっくさんの問題を解いた。
いい加減あたしの脳みそも限界だ。 おまけに頭がぼーっとして意識飛びそう。あーダルい…
「ちょっ…休憩…ゴホッゴホッ!!」
「…そうだな。ってお前顔赤いぞ!!」
「へ?」
翔がいきなりあたしのおでこに手を伸ばしてきた。
「ちょっ…!!」
「…こりゃ熱あるな。かなり高い。」
「…………」
「今日は家に両親いるのか?」
「…出張でいない。」
「……しょうがねぇ。今日は泊まってけ。」
「えぇっ!?」
「こんな状態で一人にする訳にもいかねぇだろ。心配しなくても襲いわねぇよ。」
「聞いてないし!!」