学園何でも屋!!
★2★
季節は夏。
ギルバに入って約半年。
とうとうこの季節がやって来ました!!
あ、半年で夏はおかしいだろ!!ってツッコミはなしの方向でお願いします。
「う〜ん。やっぱクーラーあると快適だねぇ〜。」
なんか校長室にありそうな椅子に座っている山田先輩が呟く。
「クーラーなんてどこからもってきたんですか?」
「恭哉が壊れてたクーラー道端でみつけて、なおして持ってきた。」
「えっ!?高杉先輩すごっ!!」
「このくらい出来て当然だ。」
「おまけに恭哉の奴、改造までしてこのクーラーパワーアップさせたんだぜ!!」
「やっぱ高杉先輩すごーい!!」
「このくらい当然だと言っているだろう。おまけにこれは俺一人でやった訳じゃない。翔が手伝ってくれた。」
「えっ!?翔が!?」
あたしは隣に座っている翔を見た。
「このくらい出来て当然。」
くっ…
その笑顔が恨めしい。
まるであたしがダメ人間みたいじゃないか。