学園何でも屋!!




ガチャッ―


屋上は鍵がないと入れない。

翔は友達から貰ったとか言ってたけど、その友達がどうやって鍵を手に入れたかは謎だ。







「さっきは助かった。」


翔はコンクリの床に腰をおろして言った。




「しつこくて困った。だから女は嫌いなんだ。」


「へー…」


「正直美紅が何いってるか分かんなかったけど。」


「あはは…あれが精一杯だった。」


「ありがとな。」




そう言って翔が笑った。


あ…笑った。
翔が笑うからあたしもつられて…


「どーいたしまして!!」




…とびっきりの笑顔になった。
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