学園何でも屋!!
翌日あたしと翔が付き合ってない事実は学年中に広まり、翔に告白する女子が一気に増えた。
…中には女の先輩もいた。
そ、そして―
「俺と付き合って下さい!!」
生まれて初めて告白されるという経験をした。
「え?あたし?」
「はい!!俺今まで折原って翔と付き合ってるかと思ってて…。おまけに折原鬼のように怖いとか聞いてたからなかなか勇気でなくて…。」
鬼のように怖いって…。
ちょっと強いだけだし。
女の子に失礼でしょ!!
「付き合ってもらえない?」
「えっと…。あたしあなたのこと全然知らないし…。」
「これから知ってくじゃダメ?」
「あたし好きとかいまいち分かんないし。今はまだ誰とも付き合う気ないんで…。ごめんなさい。」
「そっか…。」
こう言うしかないよね…。