各駅停車の恋
「由夏ぁ!起きなさい!目覚ましなってるじゃないの!」
「ん〜…うるさいなぁ…」
これ、あたしの毎朝の光景。目覚ましを2つもセットしてるくせに、起きられないあたし。
そんなあたしを、お母さんは毎朝起こしてくれる。
今日もお母さんに起こされたあたしは、のそのそとベッドから体を起こして、リビングへ。
「おはよ〜…」
「おはよ、あ、由夏、彰祐のこと起こしてきて?」
「え〜?またぁ?」
「起こしてきてよ、もう明日から起こさないわよ?」
「うぅ……」
あたしは寝ぼけ眼でやっと降りてきた階段を、また上って2階へ行った。
彰祐(ショウスケ)はあたしの弟。
今は高2。
ったく〜…自分で起きる努力してよね〜…
(↑人のこといえないし…)
「彰祐〜!朝だよ〜」
「ん〜…」
起きたかな?
ま、いいや♪起こしたし♪(笑)
それより!朝ごはん〜♪
あたしはリビングへ行って…
「いただきまぁす」
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