君に捧ぐ…☆
光
痛みに慣れてきた…
殴られて蹴られて。
「お前となんか稜は本気じゃないんだから」
「稜は歩美のなんだから」
そんな言葉を聞いて私は思った。
稜は私のだよ…
私の彼氏だよ…
歩美さんのなんかじゃない!!
思いに思った私はここで初めて口を開いた。
「稜は私のだから!!」
そう叫んだ。
「ああ?なんだって?」
先輩が聞き返す。
口の中が切れててしゃべると痛い。
聞き返す先輩の目を私は睨みつけ言った。
「稜は私のだから!渡さないから!」
はっきり言い切った。
「はあ?なにいってんだよ!」
先輩がまた殴ろうとする。
その時
「何やってんだよ!」