君に捧ぐ…☆
「なにって…あの子が稜を奪うから…」
「少し痛い目にしてあげようと思って…」
さっきと違う口調で弱々しく先輩達は言う。
「ふざけてんじゃねーよ!!歩美お前がやらせたのか?」
稜先輩は完全にキレていた。
歩美さんはコクリうなずく。
「てめー!!二度と真帆に近づくな!!近づくいたら次はぶっころす!」
稜先輩はキッと歩美さんを睨みつける。
次はその目を他の先輩へ向ける。
「お前らも二度と真帆に近づくな!! わかったなっ!」
そう稜は言うと私の手をとりその場を離れた。
最後歩美さんを見ると悔しそうな悲しそうな顔をしていた。