君に捧ぐ…☆
「大丈夫か?ごめんな?ごめん…」
稜は私に何回も何回も謝る。
「大丈夫…助けに来てくれてありがとう…でもなんで?」
疑問だった。なんで稜がいるのか。
「遅すぎなんだよ…」
「えっ…」
「夏希ちゃんが先に家に来て…真帆は?ってなってさっ 夏希ちゃんが高山さんが真帆を睨んでた事を教えてくれたんだ… だから急いで来てみたらこれだから…」
稜は悲しそうに言う。
「ごめんね…」
私は謝った。
稜の悲しそうな顔の意味が分かったから。
「なんで言ってくれないんだよ? 辛いだろ?」
稜は言う。
「俺頼りないか?」
「ごめんね…」
なんで言わなかったんだろう…
もっと早く言ってたらこんな事にならなかったかもしれない…
稜も辛くなかった…
「もう謝らなくていいから…ほらいくぞっまず手当てしないとなっ」
稜はそう言って手を差しのべた。
「うん…」
そう言って手をつなぐ。
稜かっこよかったな…