君に捧ぐ…☆

「もう冬休みだなー」

慶太先輩は寒そうに言った。

「おぅ」

クールな稜は静かに答える。

しばらく沈黙が続いた。

4人とも黙って歩いてく。
左から私 夏希 稜 慶太先輩 この並びで歩いてる。

それはいつも変わらない。

いつのも曲がり角。

ここで私は夏希達と別れる。

「ばいばいっ」

沈黙を破ったのは夏希だった。

「ばいばい」

「じゃあな」

「おぅ」

それぞれが別れを言って歩き出す。

稜と2人になった。
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