君に捧ぐ…☆

「そうだっ 真帆ちゃん達も一緒に編まない?」


まーちゃんは編んでいた手を止めて言う。


「でも私不器用だしなあ…編み方も分からないし…」

戸惑った夏希は言った。


「私やりたいなっ 私も編み方しらないけどやってみたいっ」


私は強い意志で答えた。


それには理由があった。


稜に編んであげようって思ったから…


クリスマスプレゼントのお返しっ


私も何か稜にあげたいから…


「大丈夫っ 私が教えてあげるね そんなに難しくないからっ」

まーちゃんは私達に明るく言った。


「じゃあ…編もっかな?」

夏希は悩んだ答えを出した。


「うんっ みんなで編もうっ」


そして私達は編み物を始めた。


私は稜にお返しするために…

< 131 / 134 >

この作品をシェア

pagetop