君に捧ぐ…☆
「そうだっ 真帆ちゃん達も一緒に編まない?」
まーちゃんは編んでいた手を止めて言う。
「でも私不器用だしなあ…編み方も分からないし…」
戸惑った夏希は言った。
「私やりたいなっ 私も編み方しらないけどやってみたいっ」
私は強い意志で答えた。
それには理由があった。
稜に編んであげようって思ったから…
クリスマスプレゼントのお返しっ
私も何か稜にあげたいから…
「大丈夫っ 私が教えてあげるね そんなに難しくないからっ」
まーちゃんは私達に明るく言った。
「じゃあ…編もっかな?」
夏希は悩んだ答えを出した。
「うんっ みんなで編もうっ」
そして私達は編み物を始めた。
私は稜にお返しするために…