君に捧ぐ…☆

「そうだったんだっ」


私のお返しの意志をあとから知った夏希


「がんばろうねっ」


明るく夏希は言う。


「うんっ 夏希は誰かにあげるの? あっ 慶太先輩とか?」


気になっていた事を私は問いかけた。

「うーん… どーしよかなー 慶太にはあげないっ」

夏希は言った。

「えっ なんで?」


私が聞くと


「絶対失敗するから! 失敗したのなんてあげれないよー」


夏希はしょんぼりと言う。

「大丈夫だよっ 失敗してもまた次があるから」


私は諦めてほしくなかったから言う。


「うんありがとう頑張ってみるね」

夏希は言った。
< 132 / 134 >

この作品をシェア

pagetop