君に捧ぐ…☆
「そうだったんだっ」
私のお返しの意志をあとから知った夏希
「がんばろうねっ」
明るく夏希は言う。
「うんっ 夏希は誰かにあげるの? あっ 慶太先輩とか?」
気になっていた事を私は問いかけた。
「うーん… どーしよかなー 慶太にはあげないっ」
夏希は言った。
「えっ なんで?」
私が聞くと
「絶対失敗するから! 失敗したのなんてあげれないよー」
夏希はしょんぼりと言う。
「大丈夫だよっ 失敗してもまた次があるから」
私は諦めてほしくなかったから言う。
「うんありがとう頑張ってみるね」
夏希は言った。