君に捧ぐ…☆
感謝
あの決意から私達は編み物はじめた。
私は稜にマフラーをつくることにした。
夏希もマフラーだけど誰にあげるかは決めてないみたい…
「ここどうするのー?」
「ここはここにこうして…」
分からないことはまーちゃんが丁寧に教えてくれた。
「あー こうか…」
少しずつ分かりながら私達は編んでいく。
「出来たっ」
声を上げたのはまーちゃんだった。
「わあ…かわいいー」
まーちゃんの編んだ手袋は水色に白のぼんぼんがついていた。
「まーちゃんうますぎ〜」
私達はまーちゃんの手袋を見つめる。
「ありがとう 練習したらこれぐらいできるようになるよ」
優しくまーちゃんは言った。
「マフラーもまだ編めないのに手袋なんてまだまだだなあ…」
私は言う。
「練習あるのみっ これで真帆ちゃん達の指導に専念できるっ」
まーちゃんは笑って言った。
「お願いしまーす」
そう言って私達はまーちゃんに教えてもらいながら編んでいく。