君に捧ぐ…☆

「はい?」

私は不思議そうに聞き返す。

何を言ようとしてるんだろう。


ドキドキする。


「あの…なんで? 俺そんなに嫌なやつかな?」

え? なにいってんの?

「どうゆうことですか?」

「だからなんで避けんの? なんか冷たいっつうか…おかしいんだよ!」

少しきつめな凌先輩

こんな顔初めてみた

「ごめんなさい…」


「謝るだけじゃわかんねえよ!」


また手首をにぎろうとする。

「触らないでっ 嫌いなの! お金持ちが!」


あ… つい 言ってしまった。


凌先輩は少し悲しげで怒りも混ざったような複雑な表情を浮かべていた。

「ごめんなさい」

私は謝まった。


「なんだよ それ…」

怒るよね…

そりゃ 嫌いなんていわれたら…

そう言うと凌先輩は去ってしまった。


私は後悔した。 なんであんなことを…


凌先輩のあんな表情は見たくなかった…


私は今


金持ちが嫌いということを金持ちに


告白した…
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