君に捧ぐ…☆

自覚


「真帆っ 」

「夏希ー」


次の日の朝夏希と会う。


「慶太から聞いたよー凌先輩と話したんでょ?」


「うん… てか慶太?」

「あっ 私慶太って呼ぶようにしたんだっ」

「おっ ラブラブだねー」

「うんっ で真帆は?」

私は昨日の事を話した。

ショッピングも公園も

そしてあのドキドキも…

「なんか凌先輩といるとドキドキするの…意識しちゃうってゆうか… でも金持ちだからって思って」

「真帆!!それ恋だよっ」

「こっ こいぃぃぃ?」


私は生まれて恋をしたことがない。


だから恋というものがどういうものかわからない。


でもこれが恋なの?

私凌先輩の事好きなの?


金持ちを?


凌先輩に…恋?


「真帆 凌先輩のこと好き?」

「嫌いじゃないけど好きかわからない…」

「やっぱ好きなんだよ!」

夏希の言うことが理解できない…

「なんで?」


「だって真帆はじめ凌先輩が金持ちって分かったとき嫌いって言ってたもん!」

そういえば…

はじめは嫌いだった…

今は嫌いじゃない…


これは好きっていうの?

「そうなのかな? 」

「まだはっきりしないかもしれないけど 可能性は高いよっ」


私は凌先輩が好きなのか…

まだわからずにいた…


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