君に捧ぐ…☆
そして無事に入学式を終わらせた。
「夏希ー教室いこー」
「いこいこーてか教室どこ?」
確かにわかんない…
「どこだろー?」
私たちがオロオロしていると
「新一年生?」
「えっ?」
振り向くと男子生徒が立っていた。
「きゃっかっこいい」
夏希が小声でつぶやいた。
確かにイケメン。
茶髪が似合ってて…
整った顔。
「迷ってんの?」
「はいっ」
夏希が答える。
誰なんだろう?
「1組と2組は3階だよ。3組から5組は二階だよ。」
先輩かな?
とりあえず…
「ありがとうございます」
私と夏希はお礼を言って教室に向かった。