君に捧ぐ…☆

パリピリピリッ

消臭スプレーについてるビニールをはがす。


プシュー

消臭スプレーをふりかけてみる。

「わあ☆ いい匂い」

私が買ったフローラルジャスミンは少し甘みが入った匂いで花の香りに似ているような優しい匂いだった。
「私のもいい匂いっ」

夏希が買ったフローラルレモンはレモンっていうくらいすっぱい感じがありながらもさっぱりした匂いだった。

「2つともいい匂いだねっ」

「うんっこれにしてよかったねっ」

「じゃあ帰ろっか?」

私達は歩いてかえりだす。
「明日から使おーねっ」

こんな笑顔で話す自分。

どれだけ自分が幸せなのかがわかる。

こうやって笑いながら帰る道のり

いい匂いなんて言って消臭スプレーをふりかけたり

明日から使おーね

って言える親友

こんなにめぐまれた私だからこそ来た運命なのかな?

私はまだこの後見ることになるものになにも感じていなかった。
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