君に捧ぐ…☆
「えっ…」
な…んで?
私は今見てる光景が信じられなかった…
夏希が何かを言ってるのも聞こえない…
周りに音もきこえなくて…
きこえるのは
凌とあの女の子が笑う声
嘘…
楽しそうに話してる。
笑ってる。
あの笑顔私に見せてくれてる?
なんで…
なんでなの…
私はあの女の子に勝てないの?
私じゃダメなの?
いや…
頭の中が不安と疑問でいっぱいになる
いや…なんで…
そんな言葉が頭をめぐる。
なんで… 私はこらえきれなくなったものを目から溢れだす。
「ぅ…うっ…」
泣くなんてしたくなかったけど…
止められなかった…