君に捧ぐ…☆

―放課後―


かえりの支度をする私に夏希がはなしかける。

「真帆 今日稜先輩達と帰るけど大丈夫?」

正直気まずいけど帰らないと怪しいし逃げてばっかじゃだめだから…

「大丈夫 逃げてられないもんっ」

「そっかあ…やっぱ真帆強くなった」

夏希は持ってるかばんをふりまわしながら言う。

「強く?」

私はかばんを机の上に置ききく。

「うん…前は昨日みたいな事があったら避けたりしてた…だから強くなったっ」
夏希が笑っていうから
私まで笑みがこぼれる。

「そうかな…」

放課後の教室は他の生徒のざわめきが聞こえながらも開いた窓からの風が教室に吹き渡っていた。
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