君に捧ぐ…☆

「だからそれを聞いて友達ならって思って仲良くしてた…」

仲良く…

そんなのしてほしくない…
「真帆がいるからとは思ってたんだけど… 」


思ってたんだけどなに?

「歩美には俺のせいで振り回して悪いなと思ってたから…つい… 言うことを受け入れてしまった…」


なにそれ…


私より元カノの存在は大きいの?

稜が歩美さんを振り回したなんて私には関係ない…

私だけを見てほしいのに…
なんで?

友達だから?

友達の歩美さんと

恋人の私

存在は歩美さんのほうが大きい?

私は怒りと悲しみの感情でいっぱいだった…

「ごめんな…俺真帆の事考えてなかったな…過去にとらわれすぎてた…」

私は黙って聞く…

「もう真帆しか見ないから…歩美とはもう話さないし帰らない…」


一番聞きたかった事

ずっと私だけ見てくれるんだよね?

もう歩美さんとなんて話さないで…

苦しいから…

いろんな感情がまじって我慢してた涙が出る。

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